2025年度イラスト・画像生成AIのおすすめ5選 無料・有料・商用利用について

オススメの画像生成AIについてのアイキャッチ画像 AIお役立ち情報

近年はAI(人工知能)技術の進歩により、誰でも高クオリティの画像やイラスト・写真を一瞬で手に入れることができるようになりました。

しかし「私も画像生成AIを使ってみたい!」と思っても、調べてみるといろいろなサービスやアプリがあってどれから使えばいいのかわからない…という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は初心者の方にもわかりやすいように、おすすめのイラスト・画像生成AIを5つ厳選してご紹介いたします!

それぞれのイラスト・画像生成AIが商用利用できるのか、無料か有料か、更に日本語で使えるのかなどについても解説しますので、生成AIを活用する際の参考にしてみてください。

画像生成AIとはなにか

画像生成AIとは、人工知能(AI)にテキストや画像で指示を出すことで、それらをもとに新しい画像を生成してくれる技術のことです。

イラスト・写真生成はもちろん、Webデザインやゲーム開発、商品パッケージや広告など様々なサービスで、画像生成AIは利用・活用されています。

とても便利な技術ですが、使用する際は著作権侵害に当たらないかという点や、ビジネスでの機密情報が流出するリスクもあるということに注意しましょう。

そうした画像生成AIを作るうえでの注意点やデメリットなどについて、文化庁のレポートをもとに調べた記事もありますので、併せてご確認ください。

生成AIの問題点・リスクやデメリットについて

画像生成AIのおすすめ5選 無料で使えるかや商用利用できるかについて

ネットで画像生成AIを検索すると、いくつもおすすめのアプリやサービスが出てきます。

その中には独自のAIを使っている物もありますが、それら大手の画像生成AIをベースとして日本人向けにリリースした物も数多くあります。
「AIピカソ」や「にじジャーニー」なども、内部で働いているAIは海外の物を活用しています。。

そこで今回はあくまで大本の、世界的に有名な画像・イラスト生成AIサービスをご紹介します。

それぞれ無料で使えるのか、制限はあるのか、商用利用はできるのかなどについても併せてご説明しますね。

Stable Diffusion(ステーブルディフュージョン)

Stable Diffusionのトップ画像

Stable Diffusion公式サイトはこちら

Stable Diffusion(ステーブルディフュージョン)は、世界でもっとも有名な画像生成AIです。

テキストを入力するだけで画像生成ができるというモデルの先駆けとなった存在で、オープンソースとして公開されているため、他の様々なアプリやサービスにも組み込まれています。

それらすべてを合わせると、全世界で生成されたAI画像の80%がStable Diffusionによって作られたとされています。

現在ではテキストだけではなく画像からも、情報を読み取って画像生成が行えるようになっています。

Stable Diffusionは自分のパソコンにインストールすることもできますが、より手軽に使いたいときは
Stable Diffusion Onlineなどのサイトがおすすめです。
基本無料で、登録などもせずに使うことができますよ。

無料で枚数制限なしで使える

Stable Diffusionは様々なサイトで利用できますが、その中には無料で何枚でも画像生成が可能なサイトも数多くあります。

初めて画像生成AIを使ってみたい!という初心者の方にも使いやすい、おすすめできるサービスです。

商用利用が可能

公式のアナウンスによれば、Stable Diffusionで生成した画像は、個人情報や誤った情報を広めるなど人に危害を与えるようなケースを除き、作った画像を商用利用することが認められています!

ただし、サービス自体は問題がなくても、それに読み込ませたモデル(学習データ)が商用利用できないという場合もあります。

商用利用を考える際は、モデルの利用規約も確認するようにしましょう。

日本語入力に対応していない

デメリットとして、AIに指示を出すときに日本語ではなく英文を使う必要があります。

これは英語が苦手な人にとっては、大きなデメリットとなるかもしれません。

「Stable Diffusion 呪文集」などで検索すると、指示を出すときに使える英文がまとめてあるサイトがいくつもヒットしますので、それらを見ながらのサービスの利用をおすすめします。

DALL-E3(ダリ スリー)

DALL-E3(ダリ スリー)のトップ画像

DALL-E3公式サイトはこちら

DALL-E3(ダリ スリー)はChatGPTなどの有名なサービスを運営している、OpenAIが提供している画像・イラスト生成AIサービスです。

ChatGPTの技術の下敷きがあるため、テキスト入力での画像生成のクオリティはとても高く、日本語でも使えるため、愛用者の多い画像生成AIです。

商用利用も可能で、様々な絵柄を指示することもできます。

無料版のChatGPTでも使える

ChatGPTは2024年の8月から、無料版のユーザーでも1日2枚まで画像生成ができるようになりました。

この仕組みに使用されているAIがDALL-E3です。

2枚じゃ足りない!という方は、ChatGPTplusに加入すれば、画像生成の上限を増やすことができます。
現在は3時間に40枚まで、1日に100枚ほどまで画像生成が可能です。

ChatGPTplusの加入方法はこちら

ChatGPTplusはDALL-E3による画像生成以外にも、高性能なGPT-4oモデルが使えたり、動画生成AIの「SORA」が使えたりと様々なメリットや活用法があるので、最初に課金するAIにお悩みの方にとてもおすすめのサービスです。

アニメ風の絵柄にも対応している

リアル調の画像が出てくることが多いStable Diffusionに比べて、DALL-E3は日本人になじみのあるアニメ風の絵柄を出しやすくなっています。

イラストを生成したいという方には、こちらの方がニーズに合っているでしょう。

もちろんリアルな絵柄も対応できますので、用途に合わせて使い分ける幅があるのは大きなメリットです。

Midjourney(ミッドジャーニー)

Midjourney(ミッドジャーニー)のトップ画像

Midjourney公式サイトはこちら

Midjourney(ミッドジャーニー)は有名なチャットツール「Discord」上で利用できる画像生成AIです。

現在は無料版だと画像生成できませんが、画像のクオリティは非常に高く、AIが苦手とされる歯並びや手指の形も違和感なく生成することができます。

有料プランでは生成した画像の商用利用も可能になっています。またディープフェイク対策や作風を真似る追加学習(LoRA)の使用不可なども施されていて、安全性が比較的高いのも特徴です。

ただし、Midjourneyは日本語でのプロンプト(指示)入力にも対応はしていますが、クオリティが低くなる傾向があります。

万全の状態で使う場合は英語で入力する必要があるので、ご注意ください。。

アニメ調に特化したモデル「にじジャーニー」もある

Midjourneyはリアル調の画像が得意ですが、日本のユーザーに向けたアニメ調特化モデルの「にじジャーニー」もリリースされています。

こちらは日本人向けというだけあって日本語にも対応していて、始めるハードルが低くなっています。

また特化モデルというだけあり、イラスト生成のクオリティは一般的な画像生成AIサービスと比べて圧倒的に高いです。

adobe firefly(アドビファイヤーフライ)

adobe firefly(アドビファイヤーフライ)のトップ画像

adobe firefly公式サイトはこちら

Photoshopやillustratorなど、クリエイティブ領域で欠かせないソフトを提供しているAdobeが開発した生成AIがadobe firefly(アドビファイヤーフライ)です。

そのクオリティと使いやすさ、権利関係の明白性から、2023年の3月に登場して以来、130億枚以上の画像がこのサービスによって生成され、大手企業などでも実際に導入されています。

商用利用上のリスクが少ない

adobe fireflyが特に力を入れているのが、著作権関連です。

生成AIを使う上で最も気になるのが著作権ですが、adobe fireflyでは著作権が切れたコンテンツやAdobe Stockを学習に使っているので、生成されたものが著作権で使えないというリスクが他の生成AIに比べて圧倒的に低くなっています。

Adobeツールと連携できる

Photoshopでは塗りつぶしや画像拡張など、illustratorではベクター生成や再配色などで、adobe fireflyを組み合わせて使うことができます。

よりPhotoshopやillustratorを便利に使いたい!という方には、心強い拡張ツールとなるでしょう。

また、他の生成AIに比べて写真のような画像を作る際のクオリティが高いのも特徴です。

100以上の言語に対応

adobe fireflyはとても多くの言語に対応しているのも特徴です。画像生成時には日本語でのテキスト入力や操作も可能です。

無料でも利用可能

無料版のサービスも開放されており、そちらでは月に25枚まで画像生成が可能です。

25枚は本格的に画像生成をするのであれば少々心もとない枚数ですが、ちょっとしたブログやSNSの更新のための画像が欲しいといった場合であれば、何度かトライ&エラーを試すこともできるでしょう。

有料プランでは月に100枚まで、税込み660円でサービスの利用が可能です。

Novel AI(ノベルエーアイ)

Novel AI(ノベルエーアイ)のトップ画像

Novel AI公式サイトはこちら

アニメ調のイラストを作りたい場合、おすすめのサービスがNovel AIです。

もともとは小説などの文章生成のためのAIでしたが、挿絵の作成のために導入された画像生成が話題となり、現在では日本でも大きなシェアを獲得しています。

他のAIに比べて構図やキャラクターデザインの自由度が高く、指示の通りのイラスト画像を生成してくれるのが特徴です。また日本語にも対応しています。

アニメ調のイラストに強い

novelAIはリアル調の画像生成に弱い半面、アニメ調のイラスト生成においてはトップクラスの性能を誇ります。

イラストタイプの画像生成は、苦手とする生成AIも多いです。もしイラストを作りたいというときは、有料であってもnovelAIを活用するのが最も良い選択と言えます。

画像生成は有料プラン加入が必要

novelAIは無料プランもありますが、そちらでは小説の生成は可能なものの、画像生成は不可能になっています。

無料でお試しができないのはデメリットと言えますが、NovelAIで生成された画像はネット上でいくらでも確認することができますので、そのクオリティに関しては心配いらないでしょう。

イラスト・画像生成AIのおすすめのまとめ

オススメの画像生成AIのまとめの画像

画像生成AIサービスを使えば、イラストを描くスキルがなくてもWebサイトやSNSに使う高クオリティな画像を作成できます。

スピードや使いやすさもどんどん進化していて、今後も成長し続けるであろう画像生成AIを今のうちに使い慣れておけば、業務やプライベートなど様々なところで活用することができるでしょう。

実際に私も、このブログの画像はChatGPTに生成してもらった物をよく使用しています。
細かい指示でも、逆にざっくばらんとした指示でも、こちらの意図を組んで高品質な画像を出してくれるので、自分で著作権をクリアした画像を探す手間などが省け、とても助かっています。

ぜひ今回の記事を参考に、画像生成AIをご自身の創作活動に活用してみてくださいね。